会計ソフトは使うべきか?
副業を始めるにあたって会計ソフトを使うべきかどうか
いろいろ迷う方もいらっしゃるかと思いますので
参考までに私なりの見解を書かせていただきます。
雑所得で収まる範囲の場合
まず、あなたのビジネスが今年度において雑所得で収まる範囲の場合は会計ソフトは不要です。
つまり、開業届を出していないレベルの規模であればエクセルの集計で十分ということです。
会計ソフトを使うとなると少なからず支出が伴いますからね。
エクセルで収入と支出の内訳を集計するだけでも十分かと。
事業所得で申告する場合
開業届を提出して事業所得で申告する場合は会計ソフトを使うべきでしょう。
青色申告の要件に正規の簿記の原則に従った帳簿の保存というのがあります。
貸借対照表や損益計算書を作る必要があるわけですね。
じゃあ、白色申告なら必要ないのか?
ってなりますけど、平成26年くらいから白色申告者の記帳義務というのが始まりまして結局は帳簿を作らないといけなくなりました。
自分でエクセルを使って各科目の総勘定元帳とか作るのはめちゃくちゃ労力を要します。
だったら会計ソフトを使ってサクッと集計した方が楽ですし時間短縮にもなります。
それに、減価償却の計算までできるので、例えば、車を買った場合、その支出額すべてをその年の費用にすることはできませんから償却率を乗じてその年分の費用を計算するわけですが
会計ソフトなら自動で算出してくれます。
さらに専門的な話をすると、自家消費分と事業に供した分との按分まで計算してくれるんです。
ちょっと難しい話なので詳しくは別のところで書きますが会計について素人でもしっかりとした財務諸表や総勘定元帳、固定資産台帳が作れるので
会計ソフトを導入しない手はない、ということなんですね。
おすすめ会計ソフト
フリーランスが使う会計ソフトは最低限の機能が付いていれば問題ないと思います。
ただ、青色申告事業者として確定申告するつもりなら弥生会計はわりとおススメです。
こちら
ちなみに私は2015年に開業届と青色申告の届出を提出しまして、確定申告の時期が近づいてきた時にこちらのソフトを買いました。
『やよいの青色申告』
弥生会計のダウングレード版といったところでしょうか。
通常の会計入力をしていった後青色決算書と申告書まで作れてしまうという非常に便利なソフトです。
入力箇所に漏れがあったりすると注意書きが出てきてくれますしサポートもあるので初めて申告する方には強い味方かと。
興味のある方はどうぞ>>>やよいの青色申告オンライン
あと、もっと先の話になりますが事業が軌道に乗ってきて法人化する場合は通常の弥生会計にアップグレードすることができます。
税理士さんに依頼するにしても自計化(自分で会計ソフトに入力すること)するだけで毎月の顧問料が安くなることが多いです。
まとめ
途中ちょっと脱線してしまいましたが雑所得で収まる範囲であれば無理に会計ソフトを使う必要はありませんが
事業所得で申告するレベルの方や最初から本気で大きく稼ぐつもりのある方は早めに会計ソフトに慣れておくことは大事なんじゃないかな、と思います。